• "救急救命士"(/)
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  1. 仙台市議会 2005-01-21
    健康福祉委員会 本文 2005-01-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、健康福祉委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。  また、協議会終了後、市内視察を実施いたしますので、あわせてよろしくお願いいたします。  審査に入ります前に、来月の常任委員会についてお断りを申し上げます。  第1回定例会招集日は、例年どおりですと2月中旬以降と予想されますが、閉会中の常任委員会通常開催日であります21日以前に第1回定例会が招集される場合には、私といたしましては、2月の閉会中の常任委員会日程を繰り上げてまで開催するということは考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。              《閉会継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「市立病院について」を審査いたします。  本件について、市立病院より説明願います。 3: ◯病院事業管理者  それでは、市立病院救命救急センター運営につきまして、審査をお願いいたします。  本院の救急業務に対する取り組みは、昭和39年に救急病院としての告示、昭和52年の救急室設置を経て、平成3年に高次救急業務に対応するため現在の救急救命センターをオープンさせ、2次及び3次の高次救急医療に対応しているところでございます。この間、救急患者数は、平成12年までは増加傾向で推移してきておりましたけれど、市内の1次救急の充実が図られたことによりまして、平成13年度、14年度と続けて前年度より患者数が減少いたしました。しかしながら、平成15年度は再び増加に転じ、年間1万4037人、1日平均で38.4人の救急患者を受け入れております。  また、経営についてでございますが、救急医療につきましては、常に市民の健康と安全を守るために、24時間体制で集中的な治療が求められておりますことから、人的、物的両面の十分な備えが必要となります。このため、経費が収入を大幅に上回り不採算医療の最たるものと言われておりますけれども、議会を初め関係方面の御理解と御支援をいただき、その収支差額一般会計から繰り入れていただきながら運営を行っているところでございます。  なお、詳細につきましては、亀山救命救急センターセンター長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 4: ◯救命救急センターセンター長  それでは、救命救急センター運営について資料により御説明をさせていただきます。  まず、お手元資料をごらんください。1ページ目は、市立病院救命救急センターについての概要となっております。名称、開設年月日設置目的につきましてはごらんのとおりでございます。4の診療体制は、年中無休24時間診療可能な体制をとっております。受け入れ対象患者につきましては、第2次及び第3次救急医療設置目的としていることから、救急医療を必要とする重篤な救急搬送患者さん、あるいは他の医療機関から紹介を受けた患者さん、それに、重症緊急等状況にあり優先的に治療を行う必要がある患者さんといたしております。救命救急センター病棟病床数は、ICU―集中治療室が8床、HCU―高度治療室が4床、CCU―心疾患集中治療室が4床、一般病床20床の合計36床となっております。勤務体制につきましては、常時本院からの応援体制をとっておりますが、夜間、休日は内科系一種及び外科系一種が各3名、小児科医師が2名、看護師外来担当が4ないし5名、病棟担当が9名、薬剤師が1名、放射線技師及び臨床検査技師がそれぞれ2名、これらが交代で従事しております。その他の診療科医師も24時間オンコール体制で対応いたしております。  次に、2ページをごらんください。平成10年度から平成15年度までの救命救急センター利用状況の推移をまとめたものでございます。今回は、平成15年度の状況を中心に御説明いたしますので、右側にあります平成15年度の欄をごらんください。表の項目について上から順に御説明申し上げます。  最初に、救命救急センター受け入れ状況、このうち総救急患者数(A+B)でございますけれども、これは入院患者数A外来患者数B合計患者数年間1万4037人、1日平均38.4人の患者さんが救命救急センター受診されております。救命救急センター受診される患者さんは、その病状等によってセンター外来診療で帰られる方と、あるいはセンターや本院の病棟入院される方とがいらっしゃいますけれども、入院となった患者さんのうち救命救急センター病棟入院された方が2,113人、本院病棟入院された方が1,653人、合計3,766人となっております。1日平均の新入院患者数は、10.3人となっております。入院比率A/(A+B)ですけれども、これは26.8%でございます。救命救急センターに来院する患者さんのおおよそ4人に1人が入院しているということであり、それだけ重症患者さんを多く扱っているということになります。次は、外来患者数Bでございますけれでも、年間1万271人、1日平均28.1人となっております。
     次に、(2)の救急患者受け入れ状況に移ります。ここでは救命救急センターに来られた患者さんの状態などを表す項目を示しております。1)の来院時心肺機能停止患者数、これは病院に到着した時点で心臓も呼吸も既にとまっていた患者さんですけれども、このような方が年間106人いらっしゃいました。2)の観察ベッド利用でございますけれども、これは受診時にしばらく経過を観察するため、センター外来診察室内にある観察ベッドを利用した患者さんの数であります。平成15年度は、8,101人の患者さんがこのベッド経過を観察されました。その総救急患者数1万4037人に対する割合は、57.7%で救命救急センターに来られた患者さんの半数以上が受診してすぐに帰れるような状態ではないということを意味しております。  3ページをごらんください。電話指導等でございますけれども、これは患者さん及びその御家族からの電話による相談、病状に対する指導等でございまして、平成15年度実績では年間7,439件、1日平均で20.3件となっております。  次の救急車搬入ですけれども、年間5,338人、1日平均14.6人で、救命救急センターに来院される38.0%、およそ3人に1人の方が救急車で運ばれてくるということになります。  次は、他病院から紹介されて救命救急センター受診された患者さんでありますけれども、平成11年度に初めて2,000人を超えました。平成15年度も2,397人となっております。  次に、(3)救命救急センター病棟状況について御説明いたします。センター病棟入院患者数年間2,307人、1日平均6.3人となっております。先ほど御説明した救命救急センター受け入れ状況の中の入院患者数2,113人と多少異なっておりますけれども、これはセンター受診に来られてセンター病棟入院された方だけではなく、本院の病棟から救命救急センター病棟に移った方も、この入院患者数に含めているためであります。次の退院患者数は2,307人であり、内訳としては、本院病棟に移った方が1,660人、他の病院へ転院された方が94人、帰宅等の方が553人となっております。  次に、入院延べ患者数でございますけれども、これは、ある病床について午前中に患者さんが退院し午後に患者さん1人が入院された場合に、その日のその病床患者数を2人と数えて集計する数値であります。病床活用状況を示すものですが、年間1万1164人、1日平均30.5人となっております。36床のベッドが常に満床に近い状況にありますので、常日ごろから円滑な病床管理を行うとともに、救命救急センター病棟と本院の各病棟間の連携を密にしながら何とか対応している状況でございます。平均在院日数は5.9日となっております。  以上、平成15年度実績を御説明いたしました。  次に、4ページをごらんください。これまでのところで救命救急センター利用状況を年度で御説明いたしてまいりましたが、センター利用状況は毎日大きく変動しておりまして、その日々の変動、週末の動きなどを平成16年11月の利用状況を例として御説明申し上げます。  一番左側の総数、これが入院外来合計患者数で、網かけになっている欄が、週末の土曜日、日曜日及び休日であります。ごらんいただきますと、この部分が他の曜日よりもやや数が多い傾向にあることがおわかりいただけると思います。患者数が最も少なかったのは16日、火曜日の24人、最も多かったのは27日、土曜日の59人となってございます。  それでは、平日の1日、月曜日を例にしまして主な項目を御説明申し上げます。この日の患者数は33人でこのうち入院が4人、残り29人が外来患者でした。この日の患者さんのうち、17人が観察ベッド経過を観察されました。  次に、この表の右側センター病棟状況の欄の下から2段目の網かけ合計欄をごらんください。これはセンター病棟入院していた患者さんの転出先を集計したもので、本院病棟への転出が最も多く146人、他院への転院は7人、自宅に戻られた方が51人となっております。  最後に、5ページをお開きください。平成15年度の診療科別及び時間帯別利用状況でございます。診療科別患者さんを見ていきますと、最も多いのが小児科3,363人、以下、患者さんの多い順に、内科脳神経外科外科整形外科循環器科と続いております。網かけがしてある循環器科までが年間1,000人を超えている科でございます。当院の救命救急センターの特徴としては、子供さんの患者さんが非常に多いこと、また、頭部に傷病のある脳神経外科患者さんが多いことが挙げられます。救命救急センターは、先ほど申し上げましたとおり、24時間患者さんを受け入れる体制をとっております。この表の中ほどに入院右側外来、それぞれについて時間帯別患者受け入れ状況をまとめておりますので、ごらんいただきたいと思います。  以上、救命救急センター運営について、資料により説明させていただきました。市立病院救命救急センターは、今後とも市民のための救急医療機関として市民生活の安心、安全の確保に努めてまいりたいと存じます。  なお、お手元資料はございませんけれども、メディカルコントロールについて申し添えます。当救命救急センターでは仙台市消防局の要請を受け、平成15年4月からメディカルコントロール体制を実施し、救急救命士病院実習救急救命士への指示、指導、助言並びに事後検証などを行っております。これに加え、来年度からは、ドクターカーの運用も予定されております。メディカルコントロール体制は、患者さんのためにあるという認識のもと、このような事業に積極的に協力していきたいと考えております。 5: ◯委員長  ただいまの説明を含めて、本件について質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯委員長  なければ、これをもって委員会閉会いたします。...